【書評】「有報」の読み方

こんにちは。シャイニングフリーターです。

今回は、たまーにやってくる「書評」企画です。

会社員を辞めてから暇になり、その分少し本を読む機会が多くなりました。

このブログは、私の挑戦を通して「皆さんに役立つ情報」をお送りすることをコンセプトにしていますので、そういった本はご紹介していきたいと思います。

Amazonリンクを貼りつけておきますので、興味のある方は手に取ってみてください(お時間のある方は、図書館で探してみると、お金もかかりませんね!)。

 

「有報」の読み方

 

まさし
シャイニングさん、今回はどんな本を読んだんですかぁ?

 

今回はね、「有報」の読み方っていう本だよ。

 

まさし
有報?って何ですか?UFO?カップ焼きそばですか?(笑)

そうそう、ペヤングじゃないよ!っておい!!!

 

まさし
………

気を取り直して、説明していきます(笑)

 

有報とは何か

 

まずは、有報とは何かについてお話しないといけませんね。

有報とは、「有価証券報告書」のことで、有価証券報告書というのは、以下のようなものです。

「有価証券報告書(有報)」とは、いわゆる「上場企業」など有価証券を発行することにより社会(投資家)から、広くお金を集めようとする(集めている)企業が、自社の情報を社会(外部)に開示するために作成する報告書のことをいいます。
お金を広く集めるのであれば、そのお金の使われ方や経営内容・財務状況を詳しく社会に情報開示(ディスクロージャー)すべきである、そのような趣旨と目的で作成される報告書です。

https://www.active-labo.com/ より引用

 

つまり、会社の経営状況はこんな感じですという報告書が出されるわけです。

私たちが株を購入することがありますが、そういった上場企業は「有報」を出しています。その有報を見て、投資家たちは株を保有するのか、売り払ってしまうのかなどを考える材料にするというわけですね。

なぜ有報を読む練習をする必要があるのか

 

まさし
シャイニングさん、企業が開示している「決算資料」とか、「投資家への説明資料」だけ見ているのではだめなんですか?

いい質問だね。決してダメではないんだけど、有報には会社が記載したくない情報も記載する義務があるんだ。

 

まさし
なるほどー。隠せないってことですね。

そう。例えば、ブラックな会社で、創業20年を超えているのに、平均勤続年数が2年ぐらいの会社があるとするでしょ。そんな会社で「平均勤続年数が短いです!!!」みたいな説明は決算説明資料ではしないよね。

有報だと、直接明記はされないけれど、3月31日時点の従業員の数とか明記される情報で、だいたい想像がついたりするんだ。

 

まさし
平均勤続年数が2年程度って、どんなブラック企業なんですか…、あ!!!シャイニングさんの勤めてた会社って…

 

気づいた?無意識に例に挙げちゃった(笑)

  

本書の内容

 

  

本書の内容は、大きく分けて、3つの章から構成されます。

 

大局的に読む有価証券報告書

ストーリーから読む有価証券報告書

項目別に読む有価証券報告書

それぞれ見ていきましょう。

 

大局的に読む有価証券報告書

業績トレンドや利益の詳細、財務の健全性を確認するために、全体外観が必要です。①大局的に読む有価証券報告書では、膨大な量の有報の外観を掴むための手ほどきを受けることができます。

①のみでは、決算説明資料などでも読み取ることができますので、より詳しく読んでいくには、②・③が必要ですね。

 

ストーリーから読む有価証券報告書

右肩上がりの業績であれば、誰にとっても嬉しいですが、そうもいきません。また、経営を行う中で、子会社・海外企業の買収や拠点移管などのイベントが生じたり、自然災害による予測できない損失を被ることもあります。

2章では、そういった、ストーリーを有報から読み取る手法を解説しています。

 

例えば、子会社の買収を行った場合、チェックする流れは、以下のようなイメージとなります。

・子会社が増加した事実を確認(連結財務諸表作成の基本事項、キャッシュフロー計算書の注記、沿革、企業結合の注記等)

・セグメント情報を確認(子会社はどのセグメントに属すのか)

・のれんに関する情報を確認(買収した子会社のセグメントが分れば、セグメントごとののれん償却額および未償却残高に関する情報から、増加した金額(前期と比較して)が買収した子会社から発生したのれんに該当すると推測できる)

まさし
シャ、シャイニングさん、目が回ってきました…

あ、ごめん、どんどん進めちゃったね。とりあえず、次に行こうか(笑)

 

項目別に読む有価証券報告書

有報は、項目ごとに欲しい情報を調べることもできます。ちょっとした小説ぐらいの分量があるので、自分が欲しい情報を絞ることも必要かもしれませんね。

本書では、以下のような内容が記載されています(説明を加えますね)。

・純資産(財務健全性に関する情報等が読み取れる)

・包括利益(企業全体の事業活動の成果や、リスク等を知ることができる)

・セグメント情報(事業の多角化の状況など)

・リース取引(リースの目的や、会社の資金繰りの情報など)

・関連当事者との取引(関連会社との特殊な取引の有無や、関連当事者との関係性)

・退職給付(退職給付引当金残高のみでは把握できない、積み立て状況など)

 

分量が多いので、軽く一読するか、自分が興味のある会社の知りたい情報(どんな事業をしているのか等)だけでも勉強してみても価値があると思います。

 

まずは一読する価値がある

 

有報の分量は多いため、膨大な資料から自分が欲しい情報を読み取ることが非常に難しく、一通り目を通すだけでかなりの時間が必要です。

有報がある程度読めるようになるには、それなりのトレーニングが必要ですが、知識のない状態で数をこなすよりも、まずは本などを一読して、少しでも理解することが大切でしょう。

 

私も有報に関しては、避けてきたところがありますので、この本を通して、ある程度苦手意識を払拭することができたように感じています。

とはいえ一読では理解が不十分な点が多いため、図書館で借りるのではなく、購入して、じっくり読み解いていきたいと思います。

 

人生100年時代、会社で勤める方も、自営業でも、学生さんだって、いつか有報を読まなければいけない日が来ます。思い立ったが吉日ということで、今日から勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

それでは(^^)/

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