こんにちは。シャイニングフリーターです。
今回は、6月・12月の大人気優待銘柄として、名の知れた「すかいらーく」について取り上げてみたいと思います。すかいらーくの概要から、業績、株主優待、投資戦略について考えていきます!
すかいらーくとは
すかいらーくは、東証一部上場企業であり、主に外食産業を運営している会社です。
ガスト
ジョナサン
バーミヤン
しゃぶ葉
夢庵
ステーキガスト
から好し
こんな感じで、誰もが一度は目にしたことのある外食チェーン店ばかりですね。
ちなみに似たような感じのデニーズは、セブンアンドアイHDが運営しています。
おいおいおい、いくらイケメンだからって勝手にジャニーズ事務所に応募なんて…っておい!デニーズかよ!!!バイトを増やすんじゃない!(笑)
業績
業績を見る前に、ちょっとおかしな点を挙げます。
ここ数年、売上高は上場しているものの、営業利益、経常利益、当期純利益すべて減少しています。利益体質が悪化していれば、株価は下がるはずですが…上昇基調です。
こちらが週足の株価です。
コロナウイルスの関係でドカンと下がっていますが、それまでは、上昇基調ですよね。
株式投資の世界では、景気に先行して株価が動くために、株価と業績のミスマッチが起こる場合があります。「不況下の株高」などがそれにあたりますが、ここ3年の業績は、そういった類ではありません。
近々業績が向上し、株価上昇の起爆剤となるようなものも特にありません。
そして、のれんの減損リスク、これは抑えておくべきでしょう。
のれんが総資産の3割程度ある現状。これが吹っ飛べば、純資産が無くなります(笑)
おーごめん、のれんっていうのはね、簡単に言うと目に見えない資産のことなんだよ。
そう、例えば、ある会社を1億円で買ったけど、その会社の価値が2億円あるとするよね。そうすると、差額の一億円分はお得に購入できたことになるから、1億円は資産なんだ。
そう、企業を買った時はお得だったかもしれないけど、お得分の資産価値が下がるかもしれないよね。そうなったら、減損処理をしないといけない。つまり、資産が減るということだね。
では、売り上げの減少、のれんの減損リスクなどを織り込んだうえで、株価が上昇を続ける理由は何か。
それは、後の「投資戦略」の部分でお話しします(引っ張ってごめんなさい)。
株主優待
株主優待を見ていきましょう。
株主優待は超人気で、私が紹介しなくても良い気がしますが、100株保有で年間6,000円分のグループ食事券がもらえます。
面白い点が1つ。株主優待は100株保有が一番お得な場合が多いのですが、すかいらーくは、上限の1,000株まで、持てば持つほどお得感が増していく仕組みになっています。
300株で年間20,000円、500株で年間33,000円、1,000株では年間69,000円分の食事券がもらえるのです。
優待大好き個人投資家にとっては、この上ない銘柄ですね(^^)
投資戦略
すかいらーくを調べる中で、私が注目したのは以下の2点です。
・株主優待が充実していること
・個人投資家の比率が高いこと
優待については、先ほどお話しした通りです。
2つ目ですが、株の持ち分比率で70%近くを個人投資家が占めています。
これはかなり高い比率です。個人が保有する株なんてせいぜい10%から20%程度ですが、70%って…格が違いすぎます。
業績はここ数年悪化してきているのに、株価は順調に値上がりを続けてきた理由は、おそらく上記2点の掛け合わせにあります。
個人投資家に人気であり、優待目的として購入後保有を続ける人が多いからでしょう。
以上を踏まえたうえで、私の投資戦略は以下の通りです。
のれんの減損リスクを考えると、長期投資は怖いという印象を受けますので、短期戦略を取ります。
具体的には、優待狙いで購入されることを見込み、6月、12月の権利確定日前に購入しておきます。
できれば2か月前くらいが良いでしょう。
あとは、シンプルです。権利確定前に株価が値上がりしたところを売却して利益を得ます。
単純な戦略ですが、この株においては王道パターンではないでしょうか。
このシミュレーションで、ここ数年の勝敗を計算してみると、6勝2敗でした。十分に効果はありそうですね。
まとめ
すかいらーくは、個人投資家に人気で、売り上げは順調に伸びています。
しかし、2016年をピークに、ここ数年で営業利益、経常利益、純利益すべて下がり基調であり、株価が値下がりしてもおかしくありません。
また、のれんの減損リスクがあります。
株主優待が改悪されたら…
のれんの減損リスクが現実になったら…
魅力的な株ではありますが、リスクを把握したうえで投資していきたいものですね。
さて、運命の6月権利確定日は、6月26日(金)です。様子を見守りたいと思います!
それでは今日はこのあたりで(^^)/