家を買ったら一人前!?住宅ローンの歴史を知ろう!

 

こんにちは。シャイニングフリーターです。

今カフェでモーニングコーヒーを飲みながら、書いているのですが、日本は平和ですね。

明日着るものも、食べるものも困りません(一部そのような方がいらっしゃるのは理解しています。)

犯罪も起きますが、巻き込まれて死んでしまう確率はかなり低いでしょうし。

 

まさし
シャイニングさんは、社会的に終わっているので、もっと危機感を持ってください!

でたな、毒舌まさし君。今日は住宅ローンの歴史についてお話するから、ちょっとそこに座っておきなさい(笑)

 

家を買ったら一人前!?住宅ローンの歴史を知ろう!

 

最近では「持ち家派よりも賃貸派」という声も出てきてはいるものの、40代以上だとやはり、“持ち家は一種のステータス”になるとして、住宅購入派が多いように感じます。

課長や部長から、「君も早く結婚して、家を買う方がいいよ。」なんて言われたことがある人はいらっしゃいますか。

なんでそんなことお前に言われなあかんねん!明確な根拠を示せ!住宅手当も出なくなるんやぞ!って思いますよね。(笑)

 

まさし
シャイニングさんが勤めてた不動産会社って、住宅手当あったんでしたっけ?

ないよ!0円!不動産会社で住宅手当がないって、終わってるよね(笑)

「住宅を購入するべき」派に理由を聞いても、正確な答えが返ってこない場合が多いでしょうから、これまでの歴史を振り返ってみましょう。

 

戦後、住宅ローン制度ができる

 

それほど昔のことではありませんが、すっかり過去のことになってしまった、世界大戦。100年前に戦いが起こっていたというのは、本当に信じられませんが…

(今も他国で紛争や争いが起きていますが、日本にいると、他人事になってしまいますね)

そんな戦後までお話は遡ります。

 

戦後、焼け野原になった日本は、都市を元通りに回復させる必要がありました。

とはいえ、駅や会社、学校、商店、家を作り…というのでは、到底お金が足りません。

仮設住宅を大量に作っても、いずれ壊さなければなりません。

国民がお金を出して、家を建ててもらう案も出たものの、「そんな金、国民は持っていない」と泣く泣く却下。

 

政府は困ったでしょうね。

 

なにからはじめればいいのかと。

 

そんな苦悩の中で、考案されたのが、「住宅ローン制度」です。

個人にお金を貸し付けて、家を購入させ、30年程度の長いスパンで少しずつ返済してもらうという制度です。

当時は批判の声もあったようです(返済できなければどうするのかなど)が、当時の日本で最適な復興方法だとして、採用されました。

このような背景で、住宅ローン制度ができたのです。

 

住宅ローン制度利用促進のため、マイホーム購入を支援

 

住宅ローン制度ができたものの、実際に国民がローンを組んでくれないと意味がありません。

今でもそうですが、日本って「借金は悪」という認識の文化ですから、数千万の借金なんて、超超超悪ですよね(笑)

そこで、政府は住宅購入にあたってのイメージアップ戦略に乗り出します。

 

有名なキャッチフレーズが、「夢のマイホーム」です。

 

住宅ローンを組んで、家を購入。家族団らんで幸せな家庭を築く。

 

一般の貸付よりも低金利に設定されている住宅ローンは、政府も銀行も後押している、購入希望者を応援する制度であると人々に認識させたわけですね。

 

夢のマイホームというキャッチフレーズは、いつしか人々の常識レベルまで浸透していきます。家を持つことに憧れ、家を持って初めて一人前だと言われる社会になっていきました。

 

政府の狙い

 

国民たちに借金を背負わせ、住宅を建てていく。

その過程で、金利で金融業界が儲かり、不動産業界は建設ラッシュ。

住宅が増えると、町ができ、都市ができ、商業施設が発展し、会社ができ、あらゆる施設ができていく…

 

住宅市場だけでなく、急激に都市が復活していきました。

政府が住宅建設のお金を出すのではなく、国民にローンを組ませる形で都市の再建を果たしたのは、まさに政府の狙い通りだったでしょう。

 

政府の狙いはそれだけではありません。

国の再建のためには、国民に働いてもらうことが必要になります。

 

まさし
あ、わかりました!長期のローンを組めば、働かざるを得なくなる…

ピンポン!長期ローンを組むことで、国民は幸せな家庭を維持すべく、働き続ける。

政府は、国民たちがずっと働いてくれる環境整備も果たしたわけだね。

 

まさし
なるほど~。国を再建しようって時に、シャイニングさんみたいなフリーターばっかりだとダメですもんね~

 

…なんも言い返せません(笑)

 

結果的に住宅購入者は得をした

 

当時の住宅購入者は、借金を背負いましたが、土地の値段が上がって、結果的に得をした場合が多いのです。

よく考えてみれば当然ですよね。

焼け野原から都市ができていくわけですから、土地の値段は上がるでしょう。

このような経験をしてきた人たちは、自身の経験から住宅購入を勧め、今も賃貸でなく、住宅は購入すべきだという声が残っています。

もちろん、昔と今は違いますから、購入検討者は、地価が上がった歴史的背景を覚えておく方がよさそうです。

 

まとめ

 

住宅ローンが悪というつもりはありません。

ただ、住宅ローンが支援された歴史的背景や、地価の上昇により住宅購入者が得をしたという結果については押さえておくべきでしょう。

現在も住宅ローンは支援されています(住宅ローン減税など、様々な支援制度がありますね)。

ただし、戦後の焼け野原状態から地価が上がったことと同じように、これからも地価が上昇していくとは考えにくいものです。

ずっとその場所に定住する可能性も低そうですし、夢のマイホームという言葉は一回忘れて、不動産購入は「負債」を背負うことであり、大きく損をする可能性のある「投資」でもあるということを認識しておくのがいいのかもしれません。

それでは(^^)/

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